Suzukij021209

 

ゆとり教育

〜「総合的な学習の時間」の導入をめぐって〜

 

1、「総合的な学習の時間」とは

 

・教育行政による教育方針の転換・・・現代社会の認識とそれに対応する「生きる力」の要請(賛否両論)

                 国際化に対応して。

 これまで画一的といわれる学校の授業を変えて、

   ・地域や学校、子どもたちの実態に応じ、学校が創意工夫を生かして特色ある教育活動が行える時間

   ・国際理解、情報、環境、福祉・健康など従来の教科をまたがるような課題に関する学習を行える時間 

 として新しく設けられたものである。これらの時間では、子供たちが各教科等の学習で得た個々の知識を結びつけ、

 総合的に働かせることができるようにすることを目指している。

 

・具体的実施体制(学習指導要綱)とその特徴・問題点

問題発展型学習、参加型学習・・・教科にとらわれない学習内容と、子供に委ねられた学習内容の選択

                               →建前。実際は先生である。

学習内容の提示・・・インターネットによる開示が進んでいる。

 地域力の活用・・・教室にとどまらない学習(工場見学、自然観察など)

          地域NGOの活用(学校とNGOの連携)
市民の活用(高齢者の参加、父母の参加)

 

 問題点としては・・・地域格差が出る

           教師の力量によるところが大きい

 

 

2、新潟県の取り組み


http://www.juen.ac.jp/element/index.html             上越教育大学学校教育学部付属小学校

 

3、問題点

 

・学校現場のとまどい・・・どうやって教えたらいいのかという悩む教員→民間のマニュアル本が数多く出版。しかし、これでは総合                                                                  

               学習のねらいとずれてしまう。

    総合学習の使い方・・・教科の「補習」にあててしまう。→学習指導要領の3割削減や学校完全週5日制の導入で「学力低下                                            を懸念する声。